こんにちは。shu-changです。
心の治療法の7回目はTFT(Thought Field Therapy:思考場療法)です。
同じ醜形恐怖症で悩まれていた方のブログを拝見して、その方がTFTによって病気を克服したという記事を見て興味を持ちました。
自分がやってみて、今のところ多少気持ちは楽になるかな?という感じでしたが(引き続きしばらくやってみようと思います。)、やってみる価値はあると思います。
ちなみに僕は以下の書籍を参考にしました。
鍼のツボを軽く叩くように打つことで、あらゆる心理的問題を軽減させていく心理療法です。
西洋医学では心と体を別のものとしてとらえ、病気を様々なカテゴリーに分け、病名を診断して、その病気に対して決まった治療を行います。
これに対し、東洋医学では心と体は一つのものとしてとらえ、病気の原因や精神状態を統合的にとらえ、治療も全身の調整(鍼や気、ツボ等)に重きを置いて行われます。
西洋医学では心理的な問題の根本的な部分を解決できない臨床現場に直面したアメリカの心理士ロジャー・キャラハン博士が西洋医学に東洋医学の考えを融合させて生み出したのがTFTです。
ツボを叩くだけで本当に効果があるのか?と感じる方もいるかと思いますが、こうして聞くと何か効果がありそうな気がしてきませんかね?
本の中の症例だと、水恐怖症の女性が目の下を2分ほどタッピングしただけで、水に触れられるようになったという話が収録されています。
【どんな症状を軽減できるのか】
この本では10のカテゴリーに分類した症状別にTFTの手順を紹介しています。(それぞれ体のツボを打つ手順が異なります。)
- 単純な不安/緊張/恐怖症
- 依存的衝動/強迫とそれに関わる不安
- 人間関係のストレス/トラウマ
- 怒り
- パニック発作/複雑な不安
- 抑うつ
- 体の痛み/凝り
- 恥/恥ずかしい
- 良いイメージを作る
- 時差ぼけ
僕のような醜形恐怖症に該当する可能性があるのは1、2、3だと思われます。
認知行動療法等の心理療法でもそうですが、まず自分の症状の原因となった場面をイメージし、その時の気分を数値化し、TFTを行った後に気分がどれぐらい良くなったかを検証することが重要です。
僕の場合ですが、以下のような感じになります。
- 人に薄毛を見られて笑われたり、気の毒な反応をされる場面
- 鏡で頭頂部を確認せずにはいられないという衝動
- 最初に薄毛を指摘された場面。薄毛治療の初期脱毛で髪が抜ける恐怖。
【実際に恐怖症を軽減するTFTをやってみた。】
タッピングの基本的なやり方は人差し指と中指の二本を立てて、痛くない程度に軽く、しかし、しっかりと叩きます。
恐怖症に効果のあるツボは「目の下」、「脇の下」、「鎖骨の下」です。
ちなみに不安や緊張の場面でも使えるようです。(明日のテストが心配、人前で話すのに緊張する、あがり症等。)
簡単な手順は以下になります。(本に載っている正式な手順とは異なりますが、以下の部分だけでも効果がある場合があるようです。)
- 自分に不安や緊張、恐怖を与えることがらをイメージし、気分を点数化する。
- 目の下を5回タッピングする。
- 脇の下を5回タッピングする。
- 鎖骨下を5回タッピングする。
- 気分の点数が良くなったか確認する。
上記で十分な軽減効果が得られない場合は更に手順を追加していきます。また本の中では思考をリセットする手順等も追加されています。(正式な手順を知りたいという方や、他の症状のTFTの手順も知りたいという方はこの本をご覧下さい。)
なおTFTの手順で変化があまりない場合に「鎖骨呼吸法」という呼吸法も紹介されており、こちらも効果があるような気がしました。(マインドフルネス等の呼吸法に通ずるものがあるのかなと勝手に思っています。)
【まとめ】
自分でツボを叩くだけで心理的な悩みを軽減できたらこれほど便利な心理療法はないと思います。
僕がやってみた感想としては少し恐怖が和らいだ気がしました。
錯覚かもしれませんが…。
でも錯覚でも何でも楽になれば万々歳だと思います。
気になる方は試してみてはいかがでしょうか。