醜形恐怖症日記 〜僕と薄毛〜

20代後半で薄毛が原因で醜形恐怖症を患い、会社を休職してから克服して行くまでの経験を4コマ漫画で赤裸々に綴っています。

【第13話】外出せよ

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前回までのあらすじ↓

 

頭頂部の薄毛が原因で人目が怖くなり、会社に行けなくなってしまったshu-changは会社を休職し、治療を開始したのだが…。

 

医者から提案された治療法は以下

  • できる範囲で人目の多い(頭をさらけ出せる)場所に積極的に出ていき、人と絡む。
  • 手鏡を捨てる。極力鏡を見ない。
  • 薄毛治療をやめる。(ただし薄毛に執着しないで、ビタミン剤感覚で飲むなら可とのことだったので継続。)
  • SSRIと呼ばれる抗うつ薬の服用
  • 認知行動療法等の心理療法

 

こんにちは。shu-changです。

 

治療から2ヶ月程経過した頃です。

 

抗うつ薬心理療法等の効果が出てきて、体が徐々に安定してきました。

 

皮肉にも薄毛治療の効果が出てきたことも精神の安定につながってきたのだと思います。(鏡では確認してませんでしたが、触った感覚が変化していました。)

 

少しずつ自信を取り戻しつつありましたが、一つだけ足りてないことがありました。

 

そう、


できる範囲で人目の多い(頭をさらけ出せる)場所に積極的に出ていき、人と絡む

 

ことです。

 

体の調子が良い時は少しずつ近所を散歩したり、買い物に行ったりしていたのですが、家族や病院関係者以外の人と接することはほとんどありませんでした。

 

そんな時に上記の母親の発言です。

 

耳を疑いました。

 

「あなたは病人にお見合いをさせる気ですか?病人を紹介される相手の気持ち考えてますか?」(←shu-changの心の声)

 

うちの母親は少し独特な感性を持っており、話をどう聞いてもお見合いなのですが、「固く考えないでお友達になればいいじゃない。」と言うのです。

 

話が通じない母親に呆れ果てた僕でしたが、普段では思いつかない考えが思い浮かびました。

 

「待てよ。人生経験の一つとしてお見合いをしてみるのも悪くないか。どうせ断られるだろうし。」

 

そしてこの決断が闘病中、最も大きな出会いに繋がります。