醜形恐怖症日記 〜僕と薄毛〜

20代後半で薄毛が原因で醜形恐怖症を患い、会社を休職してから克服して行くまでの経験を4コマ漫画で赤裸々に綴っています。

【第12話】曝露療法

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こんにちは。shu-changです。

 

前回に引き続いて、役に立った治療法です。

二つ目は曝露療法でした。

 

その字の通り、曝露する(自分の苦痛や恐怖について立ち向かう事で苦痛を和らげる)治療法で、実際に曝露する方法と自分の頭の中で曝露する方法(想像曝露)があるとの事でした。

 

他人になかなか悩みを言えないタイプの僕は後者の想像曝露を教わりました。

 

以下、簡単な手順です。

 

  1. ストレスを感じた出来事とその時感じた感情の辛さを100点満点で表す。(100点が一番辛い)
  2. ストレスを感じた出来事についての最悪のシナリオを連想して作る。
  3. 2を何回も紙に書く、もしくは録音して何回も聞く(録音の方が効果が高い。)
  4. 最初に感じた感情の辛さを100点満点で表す。

 

僕を例にやってみますね。

 

  1. 薄毛を馬鹿にされた。他人の目が怖い 辛さ70点
  2. 最悪のシナリオ→薄毛を馬鹿にされた→他人の目が怖くなった→会社の人が自分をバカにするようになった→会社で孤立するようになった→仕事を回してもらえなくなった→会社をクビになり引きこもりになった→家族からも見捨てられ一文無しになった→ホームレスになった→諸々のストレスで頭がつるっ禿げになった→自殺した。(書いてて虚しくなってきました…が、当時の僕はこのようなシナリオをたくさん書きました。)
  3. 省略
  4. 最初に感じた怖さ 30点

 

という感じですね。

 

要するにどん底まで下げて、上げる治療法です。

 

この治療法も録音を何回も聞いているとバカバカしくなってきます。

(先生に言わせるとそれぐらい感じるようになってようやく人の認知が変わってくるとのことでした。)

 

そして、最初に感じた辛さが気にならない程度の点数になれば、その出来事については克服、となります。

 

なお新たにストレスを感じる出来事が発生した場合はその出来事ごとに同じ手順を繰り返す必要があるとのことでした。

 

それにしても、看護師さんに治療法を教わり、薄毛だなんだのと書いていた自分は今になっても恥ずかしい…。恥ずかしさ80点。よし、想像曝露だ!笑

 

※今更ですが、このブログで書いている治療法や医学知識は、自分が治療を受けた時の記憶を元に、自分なりに解釈して書いているので、実際の定義とは違う可能性が大いにあります。念のため…。