こんにちは。shu-changです。
今回のテーマは「スキーマ」を知るです。
ある出来事が起こった時に瞬間的に浮かぶ考えを「自動思考」と言いますが、スキーマとはその自動思考の元となる考え方の癖、根本のテーマのことを言います。
※過去記事で自動思考のことを「ある出来事が起こった時に浮かぶ考え方の癖」と説明していましたが、どうやらスキーマの方が意味合いが近いようです。
- 自動思考→ある出来事が起こった時に瞬間的に浮かぶ考え
- スキーマ→自動思考の元となる考え方の癖、テーマ
と定義を修正させて下さい。
子供時代に人間の当たり前の欲求が満たされない経験や、生まれつきの特徴によって偏ったスキーマが生まれます。(早期不適応的スキーマといいます。)
一度、自分の自動思考をいくつか書いてみて、自分のスキーマを見つけ出し、それが早期不適応的スキーマかどうかチェックしてみることをオススメします。
それではまず人間の当たり前の欲求ですが、大きく5つに分類できます。
更にその欲求が満たされないことで生まれるスキーマの分類を→で示します。
- 愛されたい→人との関わりが断絶されること
- 有能な人間になりたい→「できない自分」にしかなれないこと
- 自分の感情や思いを自由に表現したい→他者を優先し、自分を抑えること
- 自由にのびのびと動きたい→物事を悲観し、自分や他人を追い詰めること
- 自律性のある人間になりたい→自分勝手になりすぎること
次に上記のスキーマの具体例を見てみます。
- 自分はいつも人に見捨てられる。人は自分を攻撃してくる。人は自分を理解してくれない。自分はダメ人間だ。自分は変わり者だ。
- 自分は無能だ。自分にはどうにもできない。自分は自分を生きていない。やったってどうせ失敗する。
- 嫌われたくない。自分より相手を優先するのは当然のこと。何とかして皆に認められたい。
- 人生は苦しいことだらけ。こんな私が楽しんではいけない。物事は完璧にこなさなければならない。うまくいかなければ罰を与えられるべきだ。
- 自分は他人と違う特別な存在だ。我慢したくない
いかがでしょうか?
自分の自動思考について何かしんどい、辛いと感じるのであれば、自分のスキーマが何なのかを見つけ、それが偏ったスキーマであるのであれば、それを認識した上で柔軟な考え方を模索されるといいと思います。
この「スキーマ」を見つけるステップも認知行動療法で柔軟な考え方を練習するにあたって必要なステップになります。
認知行動療法って何?という方は↓記事ご覧下さい。
bdd-diary-usuge.hatenablog.com
何で心理士さんパンクなの?という方はこちら記事もどうぞ。
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