醜形恐怖症日記 〜僕と薄毛〜

20代後半で薄毛が原因で醜形恐怖症を患い、会社を休職してから克服して行くまでの経験を4コマ漫画で赤裸々に綴っています。

【第18話】薄く見せなきゃ

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こんにちは。shu-changです。

 

復職後は最初は就業時間の短い時短勤務で働き、徐々に体を慣らしていきました。

 

周りの反応はあっさりしたもので、心配していた「不自然に増えた髪の毛」に触れられることはありませんでした。

 

復職して気づいたことは、職場にいてストレスを感じる度に、以前感じた恐怖を体が思い出すということです。

 

ストレスを感じる→

頭に対する何とも言えない違和感を感じる。(ムーディ勝山の後頭部に違和感がある〜♪の怖いバージョン)→

髪をもっと薄く見せないといけない→

これではちょっと薄いので濃く見せないといけない

→これでは濃すぎなので薄く見せないと…

 

という具合です。

 

以前感じた時と異なるのは「薄く見せなきゃいけない」という強迫観念が追加されていることでした。

 

結局、自分は髪を生やしたいのか、そうでないのか?何をしたいのか分からなくなっていました。

 

※僕が髪を濃く見せなきゃいけない、薄く見せなきゃいけないと行ったり来たりしていたのは飲んでいた薬のせいもあると思います。

 

攻めのミノキシジル、守りのプロペシアと言われますが、(過去記事参照↓)

bdd-diary-usuge.hatenablog.com

 

僕は服用初期で鬱症状が出たことにより、プロペシアを中断し、ミノキシジルのみを服用していました。(実際にプロペシアによる鬱症状の副作用の報告は数%のため、それが原因であったかどうかは分かりません。)

 

そのため髪を生やす力のみに頼り、抜け毛を減らす力が足りていなかったため、髪の量がなかなか安定しなかったのかもしれません。

 

このミノキシジルという薬は効果が強い分、止めると反動が大きく大量に髪の毛が抜ける場合があります。

 

後日、通った病院の良心的な医者は確かに髪の毛は生えるが、ずっと飲み続けるような薬ではないとおっしゃっていました。(ただ中止すると大量に抜けてしまうので、泣く泣く最低限の量で続けざるをえない方も多いとのこと…。)

 

特に妊娠予定のある女性が妊娠前から妊娠後にかけて服用を中止すると、中止による抜け毛と妊娠後の脱毛で更に大量に抜け、精神衛生上良くないということです。

 

もし服用するのであれば相当の覚悟のいる薬だと思います。