醜形恐怖症日記 〜僕と薄毛〜

20代後半で薄毛が原因で醜形恐怖症を患い、会社を休職してから克服して行くまでの経験を4コマ漫画で赤裸々に綴っています。

【過去の自分へ③】自分の病気を理解してもらえない。

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こんにちは。shu-changです。

 

心療内科に通っていた時に周りの患者さんが一見、普通の人が多かったということを過去記事で書きましたが、メンタル疾患は見た目や言動でどれだけ辛いかが分かり辛い病気です。

 

僕の場合は薄毛を人に見られるのが怖くて、外出できないというものでしたが、周りに理解してもらうのはすごく大変でした。(相談し辛い悩みということもありましたが…。)

 

唯一、悩みを理解してくれたのが姉で、姉がいたからこそ良い心療内科も紹介してもらえたので、姉がいなければ僕はさらに最悪な状態になっていたことでしょう。

 

主治医に「髪の毛の話題を家の中で出さないで下さい。」と言われた後も両親なんかは「髪なんか気にしないでもっと他の事に関心持ったら?」とか「あれ、薄毛マシになってきたね。」と度々言ってくるので、

 

「いや、気になってなかったら、病んでねえし!」

 

とか

 

「え?前は大したことないって言ってたのに薄毛って言ってしまってるやん。」

 

という言葉を心の中で叫びつつ、ああ、両親には理解できない事なんだなと思っていました。

 

会社の上司も電話で休職するという旨を伝えたところ、「え?そんな事で?」というような反応でした。(診断書を出して、抗うつ薬を処方されているという事を説明したら分かって頂けましたが。)

 

幸い、うちの両親は休む事に対しては特に何も責める事もなく、普通に接してくれたので良かったのですが、本当に精神を病んでしんどいのに、そんなことでへこたれるなとか、他の人はもっと頑張っているとか精神論を出されて、親に理解してもらえない方もいらっしゃると思います。(他人と比較してどうという議論は人それぞれキャパシティが違うので意味を成しません。)

 

自分の病気を家族や友人等、身近な人に理解してもらえない場合は当たり前ですが「医者に相談する。」ことが大事です。

 

権威性(人は専門家の言う事だと従おうとする行動心理)ではないですが、理解してくれない親でも医者の言う事であれば多少は聞く耳を持ってくれると思います。

 

そのため、良い医者に出会って、必要であれば両親に一緒に病院に来てもらって主治医から注意点を説明してもらうのが一番良いと思います。

 

ささいな悩みでも本当に自分が辛いのであれば、家族、友人に理解してもらおうと努力するのではなく(もちろん理解してくれる人がいる場合は頼りましょう。)、まず医者を頼りましょう。