醜形恐怖症日記 〜僕と薄毛〜

20代後半で薄毛が原因で醜形恐怖症を患い、会社を休職してから克服して行くまでの経験を4コマ漫画で赤裸々に綴っています。

【第8話】そして休職へ

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こんにちは。shu-changです。

 

薄毛をカバーする髪型に挑戦する等して、少し持ち直したかのように思えましたが、日々の脱毛、細毛化はどんどん進んでいき、とうとうどの角度からも地肌が透けて見えるようになってしまいました。

 

薄毛治療を始めてから2ヶ月程経った頃です。

(何度も言いますがこれは初期脱毛と言って薄毛治療をした際には起こりうる現象です。)

 

この頃には周りが常に自分の陰口を言っている被害妄想が強くなり、極度の対人恐怖症のような状態になっていました。鬱っぽい感じもあったと思います。

 

休日もほぼ外出できず、何も手につかないため、しばしば親に下宿先に来てご飯をつくってもらったりして、何とか会社には行くという状況でした。

 

そうした状況が見かねた姉がくれたアドバイスが当時の僕を救ってくれました。

「あんたはバカみたいなことで悩んで他人には言えないというけど、辛いのは事実なんでしょう?結局他人は見て見ぬふりで何もしてくれないよ。自分の身は自分で守らなくちゃ。本当にもう限界と思ったらきちんと上司に話して会社を休みなさい。」

 

そしてとうとう会社の席に座っていられない状態にまでなった僕は、上司に状況を打ち明けました。

 

「薄毛が気になりすぎて、会社にいるのが辛いので休ませて下さい。」

 

こんな相談をされた上司が果たして世の中に何人いるでしょうか。

 

自分が勝手に他人の一言を気にし過ぎて、勝手に間違った薄毛対策や薄毛治療をして、髪を薄くして、人目に耐えられなくなったので休ませて下さい?

消えてなくなりたかったです。本当に…。

 

それでも上司は顔色一つ変えることなくしっかりと話を聞いてくれました。

「心がきっと疲れちゃったんだな。自分の体が第一だから仕事の事は気にしないでまずは休め。」

と言ってくれたのです。

 

そして産業医に紹介状をもらい、受診した心療内科で診断書をもらった僕は会社を休むことになりました。