こんにちは。shu-changです。
醜形恐怖症の僕が読んで楽になった本6冊目は「生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害」です。
前回ご紹介した本「自分の顔が嫌いですか」の中で醜形恐怖症になりやすい性格として紹介されていた「回避性パーソナリティ障害」があまりに自分に当てはまりすぎていたため、もっと詳しく知りたいと思って手に取った本です。
筆者の岡田尊司さん自身も10〜20年以上生きるのが面倒くさいと強く感じていたそうです。(東大の文学部を中退して、京大の医学部卒、精神科医という、とんでもな経歴ですが…。生きるの面倒くさいというような人が辿れるキャリアなのか…。)
ご本人も回避性パーソナリティ障害に近い性格をお持ちだったので、当事者の立場から、回避性パーソナリティ障害の人が自由に生きるにはどうしたら良いかということを述べられています。
個人的には回避性パーソナリティ障害の人に向いてる職業が紹介されている章が、自分の性格や性質を受け入れて生きるという視点を学べて、非常に参考になりました。
【内容】
- 恥を書くのが怖くて、自分をさらけ出せない。
- 好かれていると確信できなければ、人と関係を持ちたがらない。
- 失敗を恐れて、新しいチャレンジを避ける。
- 人に悪く思われていないかいつも気にしている。
- 自分に自信がなくて親しくなるのをためらう。
- 人といても楽しさよりも居心地の悪さを感じる。
これらの回避性パーソナリティの特徴は生きることに対して面倒くささや無気力な状態を生み出します。
この本では回避性パーソナリティとは何か、この性格が生まれる原理、回避性の人が楽になるライフスタイルの提言、恥や恐れを気にせず自由に生きる方法を、臨床例を紹介しながら述べられています。
【どんな人が読んだら良いか】
- 上記の性質を見て自分にも当てはまる!と思った人
- 異常なほどの面倒くささや、無気力な状態が続いている人
- 自分の性格や性質と折り合ってどのように生きていけば良いかヒントが欲しい人
【学んだこと】
- 回避性パーソナリティ障害に限らず、メンタルが病んでいる時やスランプに陥っている時に大切なのは「自分ができることをする」、「目の前にある機会に乗ってみる」、「小さな一歩を踏み出す」ということ。
- 自分の性質や性格から合う職業を探すというのも一つの方法。(必ずしも自分の性質や性格を治さなければならないという事はない。)